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初めて休みの日で男の子と二人出掛けることは、ゴールデンウィークの帰宅列車のチケットを買いに行くためだ。もともとお互いの父親は大学時代の友人であり、私たち勉強の大学も近いし、でも実際は2か月前の誕生パーティで知り合ったばかりだ。そしてわくわくと待ち合わせの場所で待ちながら、彼は私のことをもう忘れたのかなと心配しているのだ。

ここに来てわずか二週間だけ、彼はこの辺りの大学でもう二年生になった。何も分からない私は彼に色々と教えてもらおうと思っていた。きっと友達になれるでしょう。

私を見つけてから声を呼び掛けたのは彼だ。そして二人はチケットの代理店へ行ったら、二十九日午後のチケットはもう売り切ったと言われ、仕方なくバスで帰ることにした。 

せっかく来てくれて、また道を案内してもらって、せめてジュースでも奢ってあげるかなと思って、スーパに通りかかると紅茶2杯を買った。

「あの、ほんの気持ちです」と私はそう言いながら紅茶一つを渡しあげた。

「いいえ、そんなことをして下さらなくても…イチゴ牛乳はいかかでしょう」とイチゴ牛乳を2本を買ってくれた彼も私と分かち合うつもりようだ。

「いいえ、結構です、本当にありがとう気持ちだけで十分です」と私もそう返事した。

でもお互いは遠慮過ぎ過ぎて、結局誰も相手の飲み物をもらってなかった。その後寮に戻ったら私は彼の分まで紅茶を飲みながら、ちょっと切ないような気がした。

ダチを作るのはなぜそんなに難しかったんだろう。ガキのころや中二の時、同じ興味があったら、一緒に笑ったり話し合ったりしてすぐ仲良し小好しになる。大人になったらいつまでもお世辞ばかり。傷をつきたくないようにわざと距離を引き離し、素気ない仮面をかぶり、心を閉じ込めていた。

それじゃ誰かに理解できるのだろうか。こんな寂しさから救い出されたいと叫んでいた本音は、誰かに聞かれたのだろうか。一歩も踏み出さないとどうしよもないのだ。

いまも彼の電話番号を見詰めてボーとした。また暇があったらどこかで遊びに行かないともう一度誘ってみようかしら。
2012/09/26(水) 19:05 青春の蹉跌 PERMALINK COM(0)
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